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日経平均5千円への覚悟はあるか(個人投資家に捧ぐ)

前週に引き続き株安テーマで記載することに致します。実はもう少し内容を盛り沢山で記載していたのですが、保存時に消えて書き直しを迫られたため、その点をご容赦ください。

□ 日経平均5千円への可能性

日経平均が8千円台の現在、購入に動く投資家の心理は、

  1. 前回の安値は割りこまないだろう(日本の金融はしっかりしている)
  2. 少し前の1万4千円台とは言わないまでも下落の半分程度の3千円程度の反発はありうるのではないか

といことではないだろうか。しかし、この考え方には問題がある。そもそも前回の安値を割り込む可能性はある。1万4千円台で現在の状況をイメージできなかったと同様にイメージしていない悪い材料が顕在化する可能性は常にある。一方、3千円程度の反発は確かにあり得るが、裏返しとして3千円程度の下落もあり得るのではないか。つまり、日経平均が5千円台に下落する可能性は相応に存在している。

そのようなことを言っていてはいつまでも購入できないと言われるかもしれない。それは小生もその通りだと思う。しかし、警鐘を鳴らしたいのは、米国を中心とする右肩上がりの相場が終焉した可能性が高く、右肩上がりの考え方を前提とする投資は危険であるということである。

□ NYダウが5000台に下落するとしたら

NYダウが5000台に下落するとしたら日経平均も5千円台に下落するのではないか。現在双方の数字はほぼ同じであり、日米の経済の連動性を考慮するとその結果は自明であるように思う。

ではNYダウが5000台に下落するかということについて検証したい。

  • NYダウに対してトレンドラインを引く
  • トレンドラインには米国名目GDP実額を使用
  • トレンドの起点は1990年1月

上記によると、米国名目GDP実額を使用して記載したトレンドによるとNYダウの居所は5000台となった。これが意味するものはグリーンスパン時代に蓄積された米国株によるバブル発生と破裂を意味している。(会社で作成したものなので、UPができないことを残念に思う。各自で確認されることを望む)

これを示した時にそんな馬鹿なということを言う方は居た。その様な人のために以下の検証をお勧めする。

  • 日経平均に対してトレンドラインを引く
  • トレンドラインには本邦名目GDP実額を使用
  • トレンドの起点は1980年1月

上記の作図において日経平均は名目GDP実額のトレンドラインを見事に下抜けしている(上記カッコ内に同じ)。

同様の分析を金融機関や当局及び経済専門家は行っているはずである。しかし、これらは表面化することはない。なぜならば自身(自分の会社)が売却する前にそのようなことを表明すれば、下落を待ってから買うという個人投資家が増えるためと推定している。

□ 更なるシナリオ

日本固有の株価下落シナリオとして、生保の破たんを危惧している。数年前に中堅生保が数社破たんした時、株価がどうなったかは記憶に新しい所と思われる。しかも小さいとはいえ、やまと生命が足許で破たんしている。これが特異な例とはどうしても思えない。現実問題として日経平均が前回の安値を下回った場合、この危惧が現実的な不安として押し寄せる可能性が相応に高いと考えている。

米国における株価下落シナリオとして、日本と同様のバランスシート調整の懸念がある。金融機関が過小資本に陥ると、負債の圧縮(同時に資産の圧縮)に迫られる。このことは貸し渋りにつながることは自明である。これに対して各企業が市場から資金調達できれば問題はないが、おそらく資金が不足することになる可能性が高いのではないか。そのことは日本がかつて経験したことから判る。金融破綻は経済の破綻につながり、株価が大きく下落するというのは日本が経験しているものである。今行っている政策は時間を稼ぐ(株価の下落にタイムラグを置く)効果はあるが、抜本的な解決策ではなく、オーバーシュート気味に売り込まれる局面を想定しておいた方が良いのではなかろうか。

最後に小生は、株式資産を保有していない(売却不能の端株を持っているのみ)し、業務上直接株式には関わっていない。しかし、傍から客観的な意見を述べていると評していただければ幸いと存ずる。

冒頭にも記載しましたが、保存段階で全部が消えてしまいました。小生の記載間隔が広がる大きな要因です。今回は立ち直り、記載致しましたが、2回連続で消えることもあり、何とかならないものかと思う今日このころです。皆様の投資が上手く行くことを祈り、昨年実績を超える記載を行いました(レベル低)。

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