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オバマ次期米大統領への期待が失望に変わる時(不安を抱える方全てに捧ぐ)

一頃よりFx市場も株市場も落ち着きを取り戻し、ほっと一息の方も多いと思います。次への展開待ちで明確なシナリオが見えない中、今回、ひとつのシナリオとしてオバマ次期米大統領(以下、オバマ大統領)を採り上げたいと思います。来年1月の就任にかけてのシナリオですので、短期的なものでないことをご了解頂きたいと存じます。

□ G20不参加とクリントン国防長官

オバマ大統領に対する最初の失望は15日ワシントンで実施されたG20への不参加である。大統領への正式就任が来年1月であるため、また、代理としてオルブライト氏が参加したことで、参加の必要性はなかったかもしれない。しかし、米国のみならず、世界中の金融のカギを握るかもしれない当該会議を欠席することは責任感の欠如と受け止められても致し方ないだろう。

当該会議は、米国を吊るし上げる面が少なからずあり、ブッシュ政権が行ったことでオバマ大統領が批判されることは筋違いかもしれない。しかし、米国の金融危機への有効策がないことが、当該会議不参加につながっているように思える。

一方、民主党の大統領候補を争ったクリントン氏を国防長官に起用しようとしていることも失望を誘った。そうであるならば、副大統領候補として起用すべきであったが、ブッシュ→クリントン→ブッシュ→クリントン、となることを恐れて回避したということであろう。クリントン氏のみならず、その夫が大統領であった時代の人員が政権幹部に登用される可能性が高く、変わったのは大統領のみとなる可能性がある。

以上を踏まえると、”CHANGE”は期待できないかもしれないのではないか。

□ ハネムーン期間

米国は大統領が就任するまで、あるいは就任して当面の間、議会が厳しい対応をしない。これをハネムーン期間と呼ぶ。マスコミも新大統領に対して、政策構想の時間を与え、少なくとも一般教書演説で政策が明確となるため、批判を手控える。このためかどうかわからないが、大統領が決まってしばらくの間、堅調な相場が持続することが少なくない。

しかし、冷静に考えて米国のファンダメンタルズは最悪の状況である。失業率は6.3%と2001年11月以来の高い水準となっている。これから年末にかけて金融を中心に首切りが行われるため、オバマ大統領就任時には最悪の状況になっている可能性が高いと思われる。これに対して、オバマ大統領は公共投資による対応を行おうとしている。公共投資が効果が出るまでには時間がかかるため、効果があったとしても、当面の間は良くない状況が持続するだろう。

いかに米国人が楽観的であったとしても株価が上昇基調を保つことは考え難い。日本人は株価が右肩上がりで上昇するものではないことは知っているが、米国人はどうだろうか。かつての日本の土地神話と同じく、米国人の株価回復への過信が強いように感じられ、これが裏切られた時に反動を恐れている。

上手く言えず、今回は抽象的な内容になってしまいました。小生の経験から、期待が裏切られることは少なからずあり、それが現実になるように思い、それを言葉にしたつもりです。感覚的なものですので、論述として不十分なのですが、汲み取って頂けると幸甚と存じます。

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